Project Story 01

従来の銀行の発想や枠組みを超えて。

地域を巻き込む「地域商社」で、

地方創生をリードする。

Project Story 01

少子高齢化や都市部への人口流出によるマーケットの縮小が叫ばれる地方において、地域経済の活性化を目的に「地域商社」を設立する動きが全国各地で注目を集めています。このような背景をもとに、当行では2019年5月に「地域商社構想プロジェクト」を立ち上げ、全国や海外にも目を向けて幅広い事業に挑戦しています。今回はその最前線の情報をお届けします。

Project Member
地域振興室 中川 陽介 2009年入行

Topics 01

地域の課題を起点に銀行の
新たなビジネスモデルを創出する

人口増減率が全国で4番目に低い滋賀県においても、ゆるやかに人口減少が続いており、マーケットの縮小が予想されています。さらに多くのお取引先が後継者不足や労働力不足の課題を抱えるなか、事業の継続や発展が困難になれば、地域経済の縮小が一層進んでいく可能性があります。地域の課題は当行の課題、地域経済の縮小カーブを食い止めることは私たちの使命です。この課題の解決のため、銀行の新しいビジネスモデルとなる「地域商社構想プロジェクト」をスタートさせました。「農・畜・水産品などの地域資源や自然・文化などの観光資源の発掘」「地域・お取引先への人材紹介やIT化支援」などを切り口に、地域の活性化に取り組んでおり、私自身は地域資源・観光資源を活用して新しいビジネスの構築に取り組んでいます。滋賀県には琵琶湖以外にも豊かな自然に育まれた産品や観光地がたくさんありますが、多くのものが県外・国外に知られていません。これらの価値や知名度を向上させるため具体的に何をすべきか。お客さまに現状の課題、将来の展望をヒアリングすることからプロジェクトはスタートしました。

Topics 02

海外に発信する新しい
商品開発とプロモーションに着手

半年間で約100社のヒアリングを行った結果、特に中小企業のお客さまから、営業や商品企画の専任担当者がいないという声が多く聞かれました。滋賀県には鮒寿しをはじめ、湖魚を使った伝統的な産品はありますが、県外や海外に向けて販売するには商品企画・ブランディング・情報発信などの戦略立案が必要です。このような観点を持ち、行政や異業種のお取引先を巻き込みながらプロジェクトを進めています。例えば、日本五大銘茶のひとつである「朝宮茶」は滋賀県を代表する特産品です。これらを茶器の文化がない海外へ販売するためには、茶葉をエキスにする特殊な技術や茶の文化を発信するプロモーション活動が必要です。このような業務を担って頂ける異業種の事業者様と連携し、海外販路の開拓を目標に取り組んでいます。実際に商品企画を手がけてみると、法規制やルールは国によって異なり、一歩進むたびに課題にぶつかり、それを乗り越えていくとまた新たな壁が…。まさに試行錯誤の連続でした。

Topics 03

滋賀県のものづくりの想いや
こだわりを広く発信したい

地域商社については、多くのお客さまから「このような取り組みを求めていた」という歓迎の声があがり、プロジェクトの必要性を改めて実感しています。その一方で「本当に実現するのか」「一時的な取り組みならやらない方がいい」という厳しいご指摘をいただいていることも事実です。この言葉の背景にあるのは、真面目により良いものづくりにこだわってきたみなさんの熱意。その想いを多くの人に届けたい、中途半端な気持ちでやってはいけない、と痛感しました。プロジェクトに携わる前は支店に勤務しており、経営者へのアドバイスを通じて、お役に立っていると思っていましたが、それだけでは十分ではない。銀行はサポートするだけでなく、お客さまのパートナーとして一緒にビジネスを手がけ、自ら価値を創り出す力に磨きをかける必要性を感じています。まずは商品企画でモデルを確立し、観光資源の発掘や人材不足の課題、地域・お取引先のIT化支援にも積極的に挑戦していき、地域の活性化や発展に貢献していきたいと思っています。

ページの先頭へ