ニュースリリース

当行は、社会問題化している「特殊詐欺」からお客さまの大切なご預金を守り、安心してサービスを受けていただくために、さまざまな取り組みを行っています。

その結果、平成28年1月～12月の1年間で、滋賀県内の警察署より特殊詐欺未然防止の感謝状を15回拝受しました（cf.平成27年：11回）。平成26年12月より開始した「預手プラン（※1）」による窓口での確認や、ロビーやＡＴＭ案内時のお声かけを継続することで、地域内で複数発生した詐欺を阻止するなど、多くの特殊詐欺被害の未然防止につながりました。

これは、特殊詐欺未然防止に対する職員一人ひとりの意識向上と警察との連携強化によるものと考えます。

当行は、お客さまの大切なご預金を金融犯罪から守る“最後の砦”という意識を持ち、今後も詐欺被害未然防止に努めてまいります。

記

1.取組内容

• （1）店頭、ATMコーナーで職員による声かけとお客さまの表情や言動などへの気配りの徹底
• （2）ＡＴＭコーナーやロビーへのポスター掲示
• （3）ホームページへ注意喚起の掲載
• （4）行内研修の実施
• （5）各支店での講習会の実施
• （6）特殊詐欺未然防止感謝状拝受者の行内表彰と未然防止の好事例をタイムリーに全店共有
• （7）警察や関係団体等との連携強化（勉強会実施、注意喚起チラシなどの配付など）
• （8）「預手プラン（※1）」の導入

2.感謝状拝受一覧

3.ご参考

特殊詐欺は、その時々の話題を切り口とし、時代の流れに伴い次々と手法を変化させています。平成28年4月には、熊本地震などの震災に便乗し、人々の良心に付け込んだ悪質な詐欺の不審電話が全国各地で確認され、本来の支援活動等への影響も危惧されました。

人々が安心して暮らせる社会を作るため、県をはじめさまざまな機関において、継続した注意喚起を行い、特殊詐欺被害の根絶を目指しています。

窓口でご高齢のお客さまから多額の現金引き出しのお申し出がある場合、資金使途などの確認に加えて、お振込みや自行あて小切手（預金小切手）（※2）のご利用をお勧めするもの。自行あて小切手の発行手数料については、原則免除しています。

「自行あて小切手（預金小切手）」とは、一般的に自己宛小切手のことをいい、金融機関が自ら振出人兼支払人として振り出しをする小切手のことを指します。自行あて小切手（預金小切手）には線引を付しますので、小切手の現金化は金融機関とお取引があるお客さまに限定されます。不正に小切手を拾得した第三者に現金化されることを防止する効果が高くなり、現金に比べて被害防止につながる可能性があります。